三寶山 眞華院 不器用だけど心があたたまる東北の片隅にあるちいさな日蓮宗のお寺    TOPページへ


南無妙法蓮華経のこころ

南無妙法蓮華経とは・・・
「南無」とは、帰依すること、全身全霊を捧げます。全てをお任せしますの意味です。
「妙法蓮華経」とは、日蓮宗では中国の鳩摩羅什(くまらじゅう)三蔵訳の妙法蓮華経を言います。 一部八巻二十八品(一つの物が八巻に別れ、その中に二十八章あるの意) 、六万九千三百八十四文字からなる。
釈尊が亡くなる八年前に説かれたお経で、御一代の中で最も大切なお経といわれる。日蓮大聖人は、この法華経が釈尊の
ご本意(一番おっしゃりたかった事)であるとされ、また釈尊の心であり、釈尊の御魂(たましい)であるといわれた。

南無妙法連華経の功徳とは・・・
この南無妙法蓮華経を日本に広められた、日蓮大聖人のお言葉「観心本尊抄」の中に、「釈尊の因行果徳(いんぎょう)の二法は妙法連華経の五字に具足(ぐそく)す、我らこの五字を受持すれば彼の因果の功徳を譲り与え給う」と言われています。

この意味は、私たちが一心にお題目・南無妙法蓮華経を唱えるとき、釈尊の過去前世の修行の時代からの功徳、この世で悟りを開かれた時に至るまでの功徳、その総ての功徳(佛の徳)がいただかれる、頂戴出来るのですよということです。


南無妙法蓮華経の不思議・・・
妙法蓮華経=法華経=お題目を唱えることで大きな功徳がうけられことがわかりました。

しかし、さらにお題目には不思議な力があります。日蓮大聖人のお言葉に「籠の中の鳥鳴けば空飛ぶ鳥の呼ばれて集まるが如く、空飛ぶ鳥鳴けば籠の中の鳥も出んとするが如し~口に妙法を呼び奉らば我身の佛性(佛の種・心)も呼ばれて必ず現れ給う、梵天帝釈天の佛性は呼ばれて我らを守り給う」・・・これはお題目を唱えることで自分の佛心が現れ佛の心になれる、また梵天帝釈天といわれる仏法の守護神にも自ずと守られるとの意味です。

このほか日蓮大聖人の「祈祷抄」の文には、法華経の守護神が必ず守ると言われ、法華経の行者(一心にお題目を唱え身に行う人)の祈りの叶わないことはないとしるされております。お題目・南無妙法蓮華経の、力強い不思議なパワーをお解り頂けたでしょうか?これもただ単衣に、一心に信じ唱える事に依ってのみあらわれる現象です。

「受くるはやすく 、持(たもつ)は難し、さるあいだ成仏は持つにあり」 ひたすら唱え続ける事が大切です。さあ皆さんも唱えてみましょう。